アルフレッド・アドラーの名言「すべての悩みは対人関係の悩みである」が好き
誰の名言?
- アルフレッド・アドラー(1870-1937)
人物プロフィール
アルフレッド・アドラーはオーストリア出身の精神科医であり心理学者です。フロイトに次ぐ精神分析の根幹を成す人物の一人として知られています。
- 1870年ウィーンで生まれ、1937年に同地で死去。
- 人間の行動の動機付けについて、劣等感や優越感などの「劣等感複合」が大きな影響を与えるとした。
- 子どものころに病弱であったことから劣等感を抱えていたとされ、それが後の理論形成に影響したと考えられている。
- 個人心理学と呼ばれる独自の理論体系を築いた。集団心理学などの分野も提唱した。
- フロイトの理論を批判し、心的外傷よりも現在の人間関係の方が重要だとした。
- 教育や子育てにも関心を寄せ、民主的な家庭教育の大切さを説いた。
このようにアドラーは、個人の主観的な世界の重要性を強調した先駆的な精神医学者の一人です。劣等感からの人格形成の理論は今も通用する考え方だと言えるでしょう。
名言タイプ
- 人間関係の名言
出典・由来
アルフレッド・アドラーのその名言の出典は、彼の著書『人生の意味』(1933年)の中です。
アドラーは個人心理学の開祖として知られる精神科医で、フロイトとともに精神分析学の重要な一人です。アドラーの個人心理学は、人の性格や行動は社会的関係の中で形成されるとする「社会的利他主義」を基盤としています。
その観点から、アドラーは人の悩みやストレスの根本的な原因は、他人との対人関係の悩みにあると考えました。自分が他人から孤立していたり、他人とうまくかかわれないことが、内面の悩みや劣等感を生むと説明したのです。
その著書の中でアドラーは「すべての悩みは対人関係の悩みである」と表現し、人が真に幸福になるには、他人との調和のとれた対人関係を築くことが重要だと訴えています。この言葉はアドラーの対人関係観の核心を示す言葉としてよく引用されています。
この名言が好きな理由
人間関係の名言
大きく悩んだ時に、この名言を見て、自分自身を見つめなおすことができる大好きな名言です。
2023/11/13
アルフレッド・アドラー関連の著作品
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
“「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、
対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、
現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、
amazonより
哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。
著者は日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎氏と、
臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏。
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。
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